感想「ホーダー」3・不安定な私
「ホーダー」を読んで、そのほとんどは「そうそう」「あるある」「あぁ、やっぱり」というものだったのだが、目からウロコだった記述が2ヶ所ある。
今回は2つ目。
P105
最新の研究から、自尊心の低さに関係するうつとは異なり、強迫性買い物障害やホーディングは、曖昧または不安定な自尊心に結びついていると考えられる。彼らを定義づけるのは結論ではなく「私は価値のある人間だろうか?」という疑問だ。こうした疑問を抱いた人は、自分の価値の証を探すことになる。
このくだりを読んだ時に「あぁ、そうか。そうだね。うんうん、そうだそうだ」と激しく頷いた。
曖昧または不安定な自尊心!!
自尊心がずっと低いわけではない。
職場ではきちんと片付けることが出来る。
仕事の優先順位もつけられる。
常に無力だと感じているわけではない。
ところが。
自宅では何一つ決められない。
片付ければいいことはわかっていても、どこから手をつけるのかすら決められない。
「捨てる」ことを考えた瞬間に逃げ出したくなる。
役割を与えられると安心する。
それは恐らく、与えられた役割をこなすことで「価値ある人間」だと感じられるからだろう。
自分で自分を評価できない。
それがホーダーの特性なのではないだろうか。
「あなたの好きに」
「自由に」
「何をしてもいい」
こう言われると戸惑うのではないだろうか。
内側から沸き上がる、芯のしっかりとした「私」が見えない。
役割や所有物といった外側を積み上げ「私」を作る。
だから。
役割を変えられない。
モノを捨てられない。
だって、それは「私」だから。
:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
私が汚片付けをした時、
平常心で行うこと
思い込みを疑うこと
この2つの重要性を知らずに実践していた。
結果的に私は、
衝動性をコントロールすることで片付けをやり遂げ、
役割やモノから「私」を取り戻すことができた
モノは友達で味方で私を守ってくれる存在だった。
そしていつしかモノの中に埋もれていった私の欠片たち。
折れ曲がって錆びたクリップ1つにも、何も書かれず黄ばんでしまったノートの切れっ端にも、私の欠片が溶けていた。
:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
モノを見つめ直し向き合うことで自尊心は安定するのかもしれない。
曖昧だった自己が明確になるのかもしれない。
片付けは人生を変える?
当然だ。
ホーダーやホーダー的な人にとって、部屋を変えることは「私」を変えることなのだから。
人生を変える一歩を踏み出してみませんか?
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コメント
SNSで知り、早速読んでみました。
LOとして、CLOを学ぶ者として、とても参考になることばかりです。
ご紹介していただき、感謝しています。
読後に感想を記事にしたいと思います。
その時は、こちらのブログをリンクさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
宜しくお願い致します。
投稿: ちょこ | 2012年2月12日 (日) 11時29分
>ちょこさん
私もTwitterのフォロワーさん経由で知ったので、感謝されるとくすぐったい感じです
リンクはいつでも貼るも剥がすもお気軽に~です。
ちょこさんの感想早く読みたいです!!!
今後CLO講座でもお会いできたら嬉しいです。
投稿: みぃこ | 2012年2月12日 (日) 16時55分